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2011年5月

2011年5月19日 (木)

ねぶオヂの網走少年記1「五寸釘」

私も最初からオヂさんだったわけではありません。

15歳まで過ごした網走での少年時代がありました。

振り返れば、そこには現在では失われてしまったものが何か見つかるかもしれません。


21世紀、今の子達はゲームなどで遊ぶのが主流のようですが、私の子供時分には無かった。

何より物がなかった。テレビジョンを他所の家で最初に見たのが小学1年の時ですから。

玩具も少なく、みんな周囲にあるものを工夫して利用したり、道具が無くてもできる遊びをしていました。

色々な遊びが思い起こされますが、今でもあれはすごかったと思える遊び。


それは「釘刺し」でした。

当時の田舎町では舗装された道路は国道以外ほとんど無く、土の道が当たり前でした。

子供たちの遊び場はその土の路地です。

「釘刺し」とは陣取りゲームのようなものです。

二人から四人位で、個人戦・チーム戦がありました。

点と点を結ぶ線で相手の先をふさいで行き、封じ込めた方が勝ちという単純なゲームです。

しかし、この「点」が重要なのですよ。

五寸釘を使い「点を」穿ちます。漁師町ですから釘なんぞそこらにいっぱいありますから、

拾ってきた釘の先端をコンクリートや石で研いで地面に刺さりやすいようにピカピカに尖らせます。

さらに頭の部分は引っかかりますから金槌でたたいて平らにします。

この心血を注いだ(笑)五寸釘を地面の狙ったところにエイヤっと投げ下ろして刺すのです。

下手をすると自分の足に五寸釘がプスリ! という場面もあったような……。

今の母親たちが見たら卒倒しそうな遊びではありましたが。

狙い通りに敵の行く手を阻むように刺されば「やった」と内心ほくそ笑み、「どうだっ」てな顔になるわけです。

まま逆の立場になることもありますが……。

勝ったからといって何か賞品があるわけでもないのですが、

男の子の遊びですから勝負に勝ったという「誇り」が充実感になったのでしょうね。相手が手強ければなおさらに。

ま、たまには負けた方は自分家のお菓子を母の目を盗んで持ち出すこともあったりして。


何よりリアルに相手と自分の腕だけで勝負することの醍醐味と駆け引きの面白さがあの「釘刺し」にはあったと思えます。

今のヴァーチャルなゲームの世界には無い己と他のむき出しの闘争心がそこにはありました。

振り返ってみると、私が子供の頃に体験した様々な「遊び」の中には今も自分の中に息づく「心意気」があるようです。

本当に素敵な「遊び」を教えて下さった当時の先輩たちに感謝します。

さてさて、次回のネタは「基地?」の予定です。

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